久しぶりのイガミ。
旬は冬と聞くけれども
美味しく調理できるかな。

32cmのイガミさんです。
とぼけた感じの可愛らしい姿やけど、

正面から見たら厳ついでー!

いがんどる!

なんか怒っとる、怖!

2枚におろしてみると
綺麗な美白の身です。
ちょっと軟らかそうな感じがします。


ちょっと包丁ミスで身が中骨に残ってしまったので、
削いで生のまま味見をしてみた。
やっぱり軟らかい食感、
刺身でもいけるなーこれは。

どうやって食べよ?

鉄板は煮付けやろ!

という厳しい監督の指示で
半身は煮付けでいきます。

とは言うものの
結構ヌメってます。
なので、まずは丁寧に霜降りから。

湯通しして、
氷水で冷やして、
表面のヌメリが白く固まったのを洗い落として、
下準備完了。

ええ感じ。
職人の仕事みたいや。

 

 「ヌメってて悪かったな!」

で、
まず、水風呂に入ってもらい
かちかち山。

湯気でピントが合ってないけど、

灰汁がいっぱい出てきたので
丁寧にすくっていきます。

灰汁が納まってきたので
お酒をどぼどぼっと入れてから一煮立ち、
そして得意のすき焼きのタレ!

と思いきや、
最近使用頻度が高くて一寸しか無い。

ので、足らない分
砂糖と醤油、みりんを追加して、
15分ほど煮付け、
最後の仕上げに生姜を投入して一煮立ち。

やっぱり鉄板の美味さやった。
身が軟らかすぎず硬すぎず、
味付けも美味くいきました。

専門で狙っているおいやんが
ようさんおるのも納得です。

違う味でも試してみたかったので
残りの半身を一夜干しにしてみた。

念のため荒塩マッサージで
表面のヌメリを取ってから
塩をふり、

冷蔵庫で一晩寝かせました。

干しあがり。
旨味が凝縮されたかな?

グリルで焼いて、
大根おろしを添えて、
なんかグロテスクな感じやな・・・

ん・・・、

何でも干したら ええちゅうもんと違うな。
何か臭うなー

お味も いま一つでした。

断然、煮付けがお勧めです。

霜降りと灰汁取りは忘れないでね~